マルメロのふりをした果実

"Fake it till you make it."

伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の法則

目に留まったのでさくっと読みました。
この本を読んだ直後に文章を書くのって緊張する……。


『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の法則』 山口拓朗


伝わる文章を書くコツが7分類、87項目で解説されています。
ダメな例文のあとに修正文が示されたり、簡単な例文のあとにより実践的な例文が示されたりしていて、どのような文章が伝わりやすいのかが実感として分かりやすいです。自分だったらどう書くか、を考えながら読むのもいいかもしれないです。



以下印象に残ったこと。

まず
・ターゲットは明確に
 相手はもちろん、目的、反応までも。
・書くとは「自問自答」の連続
 質問に答えられないものにはどう頑張ろうと書くことができない。鋭い意見には鋭い質問をしなければならない。

速く書くために
・一気に書き上げる=50%の完成度でOK
・「情熱」で書いて「冷静」で直す

簡潔な文章
・一文一義を心がける
・「~こと」や「~もの」に依存しない

わかりやすい文章
・修飾語の順番は大きいものが先(長さ・状況)
・二通りの意味に解釈できてはダメ
 (自問自答が足りないってことですね)
・「言葉足らず」は悪文の元凶
 書き手のおごりや怠慢であり、信用を落としかねない。
・「こそあど」言葉は使わない
 簡潔な言い換えで。

正しい文章
・二重表現
 容認されているものもあるけれど気を付けよう。
(この分野はかなり実行できていました)

読みたくなる文章
・「れる」「られる」はできる限り使わない
 受け身は実体の無い主語とセットで使われるもの。説得力が足りなくなる。


メール
(身についているところは多かったけれど、敬語の程度はあっているかなとかいまだに検索しながらビジネスメールの文章は作っています)

SNS対策
・読む人に貢献の意識をもつ
 有益な情報を盛り込むだけでなく、相手の感情を動かすことが反応につながる。そもそも、文章を読んでもらうには相手を思うことが大切。
・自分の言葉で書く(体験・切り口)
 感じる➡️文章にするを繰り返して磨いていく。視点を常識や一般論から少しずらす。
・情報の取捨選択をする
 読む人に響く文章には鋭さが必要。書き手の人柄や人間性も伝わる。
・コラム 愛されるコメントの書き方
 (SNSでの情報の受け取り手でありながらも、文章の書き手として、いわゆるクソリプをしないように教えてくれる親切さには笑っちゃった)




「○○な文章は、子供が書く作文によく見られます」あっコレわたしじゃん、てのが何回かありました。大人になりたい。

所要時間: 1時間半くらい